家を買ったら家計が助かる?! | 株式会社砂丘園芸

家を買ったら家計が助かる?!

 ファイナンシャルプランナーへの相談で、ご自宅を購入された後に「責任が増えたから、生命保険を増やさないといけないよ。」と保険販売の方に言われて、保障を増やしたとおっしゃられる方が多いのには驚きます。なぜなら、答えは「家を買ったら保障を減らしましょう」だからです。どうしてでしょうか?


 Aさんの事例でご説明しましょう。Aさんは32歳の男性で、昨年マイホームを購入し、奥様とお子様2人の計4人でお住いです。ローンの支払いがあり、少しでも今の家計が楽にならないかとのことで、保険の見直しを依頼しました。


 そこで、まずお聞きしたのは、Aさんが家計の中心を担っており、Aさんがお亡くなりになられた場合、その後の奥様とお子様の生活はどうなるかです。生活の基本は衣・食・住です。その中の「住」に関して詳しく伺いますと、購入されたご自宅は、35年ローンを銀行で組まれており団体信用生命保険に加入されていました。


 ローンと同時に加入する、この団体信用生命保険はその名の通り「生命保険」です。ローンの借主はAさんだけでしたので、もしAさんに万が一の事があれば、団体信用生命保険の保障で、ご自宅のローン返済がいらないということ。


 しかも、奥様にAさんに万が一の事があったとして、その後のお住いについてお尋ねしますと、そのまま今のご自宅にお住いになられるということでした。


 そうすると、もしもの時の住むところは、すでに保障されていることになります。なので、団体信用生命保険でかけられている死亡保障の分だけ、これまでAさんがかけていた生命保険の「住」に関する保障を減らすことができることをお伝えすると、初めて聞きましたと驚かれていました。結果、Aさんの場合「住」の保障の部分だけで年間約6万円程度の節約ができました。


 すでに家を買った方だけでなく、これから家を買いたいと思われている方も、団体信用生命保険を活用して適切な保障を考える事が、住宅ローンを無理なく返済するポイントになります。

文/アンジン株式会社 中宇地様
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