家計の節約ポイント➀
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- 2016年03月29日
家計の支出の見直しについて、3回シリーズでお届けする第1回目。初回は、家計の見直しを語る上で、固定費として見捨てる事のできない「生命保険」についてお話します。
生命保険には、不意の出費に備えるという機能がありますが、主に自分自身の病気・ケガなどの出費に備える機能と、主に万が一の時に家族の生活費を補填するための機能の、大きく2つに分かれます。この万が一の備えに、重要なポイントが2点あります。
まず第1に今あなたが亡くなった場合、その後残されたご家族が生活していくために一体どれだけのお金が必要なのかを把握すること。普段の生活費や、お子様がいらっしゃるならその子が社会人として独立するまでのトータル見込み額を把握する事が重要です。なお、この万が一の場合に必要な額を算出するのは、慣れていないと少し大変です。出来れば、私たちのような専門家に頼ることをお勧めいたします。
第2に「遺族年金」とか「障害年金」などに代表される公的保障を把握することも重要です。加入している年金制度や加入年数、所得、家族構成などによって受け取れる金額は異なりますが、主に残されたご家族(障害年金は自身も含む)の生活費を補填する重要な役割を担っています。
万が一の備えを保険で備える場合、公的な保障を考慮した上で民間の保険を準備すれば、保険料の負担を抑える可能性が高まります。
他にも、万が一の金銭的補填に備えている環境としては、勤務時間や通勤途中の不慮の事故などを保障する労災保険、勤務外の自動車事故などを保障する自賠責・自動車保険などもあります。したがって、万が一に備える生命保険を考える上では病気を中心に検討するなど、全般的な保障環境をよく理解することが負担を抑えるための第一歩ではないかと思います。
