日本海新聞コラム「家庭園芸」が掲載されました
- コラム
- 2018年01月10日
先日の日本海新聞コラムに、砂丘園芸グループで担当させていただいているコラムが掲載されました。
テーマは『新春を彩る和の一鉢』
暑さ寒さに比較的強い植物を使って新春をイメージした和の寄せ増えの作り方をご紹介しています。
記事を参考に、ご自宅でもお試しください。
〜家庭園芸〜GARDENING ASA PASTIME
今回は1月ということで、新春をイメージした和の寄せ植えをつくりました。まず、今回使用した植物の中から「ラセンイ」をピックアップして紹介します。
螺旋を描くような枝の姿形がとても個性的で、寄せ植えに動きを与えてくれる存在の「ラセンイ」。ラセンイはイグサの多年草植物で、畳表などに使われるイグサの仲間になります。
ラセンイという名前は「螺旋を描く藺草」という意味から付けられ、漢字では「螺旋藺」と書きます。
昔から草もの盆栽や山野草として親しまれていますが、水辺で育つ特性を生かしてスイレン鉢などで育てるウォーターガーデンにも利用できる植物です。
日当たりの良い場所を好みますが、耐陰性があるので、半日陰の場所でも問題なく育ちます。暑さ寒さには比較的強い植物です。
乾燥は苦手なので、極端に水を切らすことがないように水やりには注意しましょう(夏場はスイレン鉢で育てると水やりの心配が軽減します)。
他の植物とも組み合わせ次第で、和洋どちらにも合わせることができる植物です。
そんなラセンイと、ミニズイセン、ハボタン、ナンテン、白竜、セントーレア、ササなどを組み合わせて寄せ植えにしました。
ラセンイの間からミニズイセンがのぞき込むような雰囲気に配置し、その手前に葉ボタンを中心にして他の植物をバランスよく配置しました。
チョコレート色にペイントしたテラコッタ鉢が、より一層和の雰囲気を演出しています。
冬の寄せ植えを作る際のポイントとして、「マルチング」をすることをオススメします。マルチングとは、鉢の表土をバークチップなどで覆うことです。
今回は針葉樹のチップ材を使った「針葉マルチ」というものを利用しました。
マルチングをすることで、水やりの際の土の流出防止や乾燥の防止、それから冬の寒さから根を守る役割も果たしてくれます。
マルチング材は、樹木のチップ材だけでなく水苔もオススメです。
少し寂しくなってしまいがちの冬の玄関に、新春を彩る和の一鉢を飾ってみませんか。
(砂丘園芸グリーンアドバイザー)
(月—回揭載)
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