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冬こそバラ!~春の満開を夢見て~③施肥作業編

2025-02-18
カテゴリ:植木、お花の紹介
バラの施肥と剪定 作業中
冬に行うバラの管理作業、最後のお話しは「施肥作業」についてです。

施肥作業は剪定や誘引と同じく、冬の厳寒期に行う作業です。
今回は施肥作業のポイントをお伝えします。

バラの施肥作業は大きく分けて、苗木の植え付けの際に施す「元肥」、冬の厳寒期に施す「寒肥」、春~秋の生育期に施す「追肥」の3種類あります。
寒肥は、春以降の生育期に備えて施すもので、春の開花の為に欠かせないものです。
寒肥として向いている肥料は、牛フン・鶏フン・油カスなどの有機質肥料です。有機質の肥料は冬の間にゆっくりと分解し、春以降の成長に必要な栄養を与えてくれます。また、土壌改良の効果もあります。
施肥の仕方は、株元から30cmくらい離れたところに円を描くように土を掘り起こします。もし円を描くように土を掘るのが難しい場合は、何か所か穴を掘っても構いません。
(土を掘ることにより、古い根っこを切ることで、新たな根の促進につながります。)
堀った穴のところに有機質肥料をすき込みます。最後に掘り起こした土を穴に戻して完了です。
寒肥には、完熟した堆肥(牛ふん等)をベースに油かす・骨粉・熔成リン肥などを配合して与えますが、最近は、手軽に使うことができる固形の有機質肥料も出回っています。
バラの成長に必要な成分を考えて有機質系の肥料をブレンドしたバラ専用肥料もあり、自分で配合する手間を省くこともできます。
ホームセンターなどでもバラ専用肥料が販売されているので、園芸コーナーで探してみてくださいね。
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